暖かくない堀こたつの断熱改修
『せっかく作った堀こたつなのに暖かくないんです。何とかなりません~』てなことから始
まった堀こたつの断熱改修工事。本格的な冬を迎える前に、高騰している灯油代を抑え
るためにもバッチリと断熱工事をしなければなりません。
畳をのけ、座板をめくってみたら断熱もくそも無い『ウ~ン、これじゃあ暖かくないわ~』
が実感。壁には100ミリのグラスウールが入っているけれど隙間がある。グラスウール
をめくってみると土台水切りが見え、防水シートを指で押さえると通気ドーブチの厚みほ
どの隙間から外部が見える。床下断熱も欠損があるし気密も取れていない。床下換気
口が付いており、常時換気なので床下の温度は外気とほぼ同じ。以上のことから、写真
を見られたら良く分かっていただけると思いますが、こたつの炉箱の廻りは断熱無防備
状態なのです。(建材メーカーが現在販売している堀座卓も断熱状況は大して変わりま
せん。)この状態で床下の温度が10度未満になれば炉箱は冷やされ、隙間風とともに
冷気がすーすー。こたつに入っていても、ちい~っともあったかく無いと思います。
炉箱の周りを3種Bタイプのポリスチレンホーム(底と周囲4面)で囲い、外周の断熱欠損
を100ミリのロックウールで補おうと思います。内断熱工法なので、ロックウールでは完
全な気密は取れませんが、炉箱の周りのポリスチレンホームで気密を取り、こたつ本体
には直接冷気が当らないようにしようと思っています。
次の回に断熱施工をした状況を書きます。