セルロスファイバーについて・その3
地球の将来を考えたエコロジーな断熱材『セルロースファイバー』は、防音、防虫、防火、調湿の4つの大きな特徴があります。
まずは防音性能。セルロースの多孔性と高密度充填の施工により、車の音や話し声などの騒音を吸収し、外部から室内への音を抑えます。又、室内で発生した音も吸収してくれます。グラスウールやウレタンとは比較にならないほどの防音性能があります。私が使用しているセルロースの遮音構造は国土交通省から『界壁の遮音認定』を受けているほどです。
次に防虫性能。ホウ素系薬剤の主成分であるホウ酸の効果で、ゴキブリ、ねずみ等を寄せ付けません。カビやダニも湿気が溜まる事がないので繁殖できません。ホウ酸は、眼科の殺菌洗眼にも幅広く使用されており、その安全性は実証済みです。
次に防火性能。セルロースファイバーはホウ素系薬剤が添加されている為、万が一火がついても自己消化性があり、又有害なガスも発生しません。これもまた国土交通省の準不燃材料の認定を取得しています。
最後に調湿性能。靴がぬれた時を思い出してください。新聞紙を入れれば新聞紙が湿気を吸って靴が乾きやすくなります。新聞紙一枚でも調湿性能を持っていますが、新聞紙を繊維状にしたセルロースファイバーなら、なおさら大きな調湿効果を発揮します。湿度の高いときは湿気を吸ってくれ、乾燥した時には吐き出してくれる。まさに、日本に最も適合した断熱材ではないでしょうか。
その他にも、ホルムアルデヒドを含まない。時間がたっても性能が低下しない。オゾン層を破壊するガスを製造過程で排出しない。隙間なく充填施工できるので断熱性能が良い。製造過程であまりエネルギーを必要としない。水によって損傷を受けない。などと数多くの性能を併せ持っています。
これから家づくりをされる方は是非ご検討下さい。