セルロースファイバーについて・その2
セルロースファイバーは、既にご存知の方も多いと思いますが、約60年前にアメリカで開発された新聞紙の古紙を100パーセント原料として作られた完全なリサイクル製品です。
先月、年賀はがきの古紙配合率の偽装が問題になりましたが、セルロースファイバーは古紙を配合をして製紙をするわけでなく、新聞紙の古紙を繊維状にした自然素材の断熱材ですので、配合率などはまったく関係なく100パーセントが古紙で作られています。
アメリカでのセルロースファイバーのシェアは、グラスウールなど他の断熱材を抑えてトップにたっています。
日本でも随分前から販売されたいましたが、専用の機械や技術者による施工が必要で、供給する所も少なかった事と、グラスウールに比べて割高感がある為、今一歩普及が遅れたのだと思います。
現在は、私が加盟しているグループの会員の大量生産と自社施工により、ローコスト化する事が出来ました。
セルロースファイバーは製造過程でも多くの燃料を使用して、鉱物を溶かして作られるグラスウールやロックウール、木質繊維ファイバー等と比べ40~50分の1のエネルギーで製造できます。
地球温暖化防止が叫ばれている現在、まさに今使用しなければならない断熱材なのです。
明日からは、セルロースファイバーの多くの性能について書いてみたいと思います。