高速道路の無料化に反対
世間は今日からシルバーウイークで、それぞれの行楽地に出かける人たちで早くも高速道路の渋滞が始まっているとの事です。
民主党の公約の一つである高速道路が無料化にでもなれば行楽目的でない人までもが高速道路を利用するため渋滞がさらに悪化し高速道路の機能を果たせなくなります。
平日であっても誰もが高速道路を利用する事になると、高速道路に車があふれ不慣れな人の僅かなブレーキングで自然渋滞となり、渋滞が慢性化してしまうでしょう。
その結果、高速道路としての機能を果たせなくなり、一般道路化した高速道路のための新高速道路の建設が必要となります。
時間が勝負のトラック輸送にも支障をきたしますし、渋滞によって車のアイドリング時間が増える事によってガソリンの無駄遣いや二酸化炭素の発生の増加にも繋がります。
一般道の国道には車が減少し、ドライバー相手の商売をされている方たちの売り上げが激減。閉店、廃業を余儀なくされることになるでしょう。昔、栄華を極めたアーケードの商店街が自動車社会となった交通体系の変化と共に寂れ、シャッター通りと化した現象と同様になる事は必定です。
高速道路の維持管理も道路を利用し続ける限り永続的に必要です。高速道路で必要な予算は高速道路で稼いだお金でまかなうのが順当だと思います。
税金の節約や無駄遣いの是正で浮いた予算は減税などに廻し、高速道路の無料化を短絡的に決定すべきではありません。
公約に掲げた事を取り下げる事は党の面子にもかかわるでしょうが,無料化は止めて通行料金の減額をした方が得策と思います。