ロックウール入れが完了しました
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宇部の現場では、総数が60本を越え6帖の和室に天井まで積み上げても入りきらなかった断熱材の『ロックウール』入れが完了しました。断熱施工は、出来る事なら弊社がお勧めしている新聞紙から造った断熱材『セルロースファイバー』で施工したかったのですが、全国で施工棟数だけが一番のOOホームとの競合でしたのでやむを得ません。
ロックウールでもなるべく断熱欠損がないようにと壁には105ミリの製品をぎちぎちに入れました。『ロックウール』や『グラスウール』『ウールブレス』など、寸法を決めて製品化した断熱材を隙間がないように敷くことが難しい天井には『ロックウール』を1重目は縦に、2重目は横に、敷きこんだ継ぎ目が合わさらないように施工しました。
雪がしんしんと降り積もるように施工する『セルロースファイバー』には及びませんが、2重敷きにして断熱欠損を極力抑えていますので、かなりの断熱効果が期待できるのではないかと思っています。
写真は、天井裏に上がり、片手で2重目の断熱材をめくって撮影したものです。
『ロックウール』は鉄鋼スラグを、『グラスウール』は、ガラスを綿菓子のようにして作った断熱材です。どちらも施工する時に繊維化された、細かな『トゲ』が空中に飛散します。施工時には、それを吸い込んだり皮膚に刺さったりします。
『トゲ』を吸い込んだ所は『気管支』と『肺』ですので症状は判りませんが、空中に飛散した『トゲ』は、露出した皮膚全てに無数にささります。刺さった所はとてもかゆくてたまりません。
これらの繊維化された『トゲ』ですが、現段階では、『アスベスト』のような健康被害は報告されていません。しかし、決して健康によいとは思えないのです。残念な事に現在、建築全般で圧倒的なシェアを占めているのが、これらの『トゲ』の断熱材なのです。
『なんでだろう~』。建築に携わっている全ての人たちが『早く』『簡単に』『安く』『誰でも』出来る断熱方法だからなのか、断熱の事を『深く研究しよう』としないのか、『知ろうともしない』のか、『入っていれば良い』と思っている程度なのか……。私にはよく理解が出来ません。