社長がヒアリング、設計、そして社長が家を造る・6
ご契約の後、構造計算、構造図面,伏せ図などの図面の作成や,確認申請の準備、家を建てるための柱や梁などの材料の拾い出しなどを行います。この期間が,およそ1か月半から2か月ほどかかります。この期間内であっても出来上がった図面をお渡しして何度となく打ち合わせを行います。
この間でも打ち合わせを煮詰めて行く途中にいろんなご要望が出てきます。確認申請業務も併せて進めていますので間取りなど大きな変更は避けたいところですが、申請手続きのやり直しなど無駄な経費が発生しますが絶対にダメというわけではありません。
確認申請が下り,地鎮祭を済ませればいよいよ着工です。地盤改良工事や基礎工事に入るこの頃に屋根の色や外壁のデザイン,樹脂サッシの色や大きさ,種類などを決めていきます。
瓦やガルバニウム鋼板などの色や外壁のデザインは実物のサンプルをご確認いただいて決定します。サッシについては色,種類,大きさなどを特に入念に取り決めます。スケール片手に床からサッシの下がどのくらいの寸法になるのか、サッシの上がどの位置になるのか、横幅はいくらにするのか,ガラスはどの種類にするのか、などをきめ細やかに取り決めます。
工事が進み、このような重要な打ち合わせもせずにお施主様が実際に建物に取付け得られたサッシを見られて『こんな大きさだと思っていなかった…』『こんなイメージではなかった…』と気付かれて,『取替を依頼したら莫大な追加工事金を請求されたのであきらめざるを得なかった…』という失敗をしないようにサッシを注文する前に一窓,一窓、確認しながら決めていきます。このサッシの打ち合わせは、棟上げのおよそ2週間前頃です。
屋根については、棟上げの当日。外壁については棟上げ後、建物が建ち上がった後に前もって取り寄せておいたサンプルを建物にあてがって見ながら決定します。
電気配線工事の打ち合わせや決定時期などについては、次回にします。