『健康な家造り』とは…?
内はビニール、外は合板。湿気を通さない素材に包まれた壁の中で『結露』が発生する…いわゆる『壁内結露』が発生すると、水滴になった水分が外に出る事が出来ず、壁の中が高湿度状態になります。湿度が高ければ、『腐朽菌』の活動が活発になり、木材を早く腐らせます。同時に、『カビ』もどんどん生えてきます。さらに、『ダニ』までも発生してきます。
室内の空気中には、カビの胞子やダニの糞、ダニの死骸等が浮遊し、健康を損ねる原因になります。
『人』が健康に過ごすには、まず、『健康な家』を造る事が大切になります。
『健康な家造り』とは、機械に頼らないで『湿度』を抑える事が出来る事。もし、壁内結露が起きても『湿気』が通り抜ける事が出来る素材を使用する事です。仕上げに『珪藻土』や『漆喰』を塗ったり、無垢の木を張ったりという表面的な施工だけではとても『健康住宅』とは言えないと思います。
『健康住宅』を造るには、まず『中身』をちゃんと造らなければなりません。