地道で報われない仕事
7日に上棟して6日間経ちました。建物を雨で濡らさない様にするために上棟した日に
建物全体をブルーシートで養生しました。そのブルーシートを建物に取り付けるのは
『タッカー』という大きいホチキスのようなコの字になった玉で打ち付けます。
風で飛ばないようにしっかりと無数のタッカーで止めます。
耐力用面材を張る時に養生しましたブルーシートを剥がしますと、ブルーシートの切れ端がくっついた
タッカーの玉が汚らしく残ります。
タッカーの玉を取らずにその上に面材を張っても腐るわけでもありませんし、表面に見える訳ではありませんので
何ら問題はないと思いますが私は、あの意味をなさなくなって汚らしい玉を残したまま面材を張る気にはなりません。
マイナスのドライバーで玉を起こし、ペンチで一本一本抜いていきます。
地道で報われない仕事ですが、必ず行います。建材店の方も『そんな事、やる所なんてありませんよ』と
無駄な時間を費やしているかの様に言われますが、気になるものは仕方がありません。
ちなみに一軒分のタッカーの針を抜いたらこんなにもあります。数は数えたことがありませんが
5000本以上はあると思います。
抜いたタッカーの玉の山を見ていただくために、玉についたブルーシートの屑は、除けるだけ除いて撮りました。
玉の量を確認していただく為ですが、長さ90ミリのビスも一緒に写しました。
ブルーシートの養生を剥がした後、タッカーの針を除いた所から面材を張ります。
タッカーの玉を除かなくても面材を張り終えた状況は変わりませんが、気持ちはとても良いです。