セルロースファイバーを吹き込んでいます

今日のお昼前位からですが、セルロースファイバーを吹き込んでいます。

吹き込みの方法は、1袋15キログラムに圧縮されたセルロースファイバーを小さな塊に崩しながらセルロースマシーンに入れます。セルロースマシンで、セルロースを送風機で送ることが出来るまで攪拌し、送風機の風でホースを通して送り込みます。風によって送りこまれたセルロースは、壁や天井の空間に堆積します。

天井は、勾配天井などを除き基本的に積もらせですので、送風で送られた状態のセルロースが『フカフカ」の状態で雪が降り積もった様に積もります。天井の断熱施工で重要な事は、切れ目や欠損が無く、移動しない空気の層がどの位の厚みがあるか…という事ですので天井においてグラスウールやロックウール、サーモウール等の綿物製品では雪が降り積もった様に完全に天井上を覆ってしまう断熱施工はかなり難しい…と云うか、ほとんど不可能であると思います。

壁は、送風機で送りこんだ状態ですと吹込み量も少なくて『スカスカ』状態ですので、ホースの先につけられた透明のパイプで押し固めます。吹き込んでは固め、吹き込んでは固めを何度も繰り返して、たたけば『ポンポン』と中身が詰まっている音がする位を目安として吹き込みます。

天井の積もらせでは,250ミリから300ミリを吹き込み、壁については300ミリ間隔に打ったバシ板からセルロースがはみ出て、板とセルロースの間に指が入れずらい位を目安に吹き込みます。この板を打っているからこそセルロースを目一杯吹き込む事が出来、そのことでセルロース自体の自然沈下も防ぐ事が出来るのです。

吹き込みが終了しましたら、天井と壁の吹き込んだ状況の写真をご紹介します。

 

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