本当に2025年に日本の住宅の断熱性能は激変するのか?…18
1週間ぶりのブログです。
外張り断熱工法の断熱材の厚さの事ですが、昨年の3月までの断熱の最高等級だった『次世代省エネルギー基準』では、壁の断熱材の厚さは3種bタイプで50㎜、屋根は1種40ミリと3種30ミリの合計70㎜で良かったのですが、今後最低基準の等級『5』から『6』『7』と上げて行きますとかなりの厚さになってくると思います。
壁の断熱材が例えば100㎜と仮定しても外壁の通気胴縁を構造体に取付けるパネルビスは最低でも180ミリの長さが必要になります。100㎜の厚さの発泡スチロールを挟んでビスのモーメント力のみで重い外壁を取付ける事になります。通気胴縁を止めるビスを太くするか、何らかの対策をしなければならないと思います。
屋根の断熱材がもし200㎜必要だったとすればいったいどの様な物で止め付ければよいか皆目見当が付きません。屋根の厚さもすごく厚くなり、施工も大変になります。外張り断熱工法では断熱等級を上げることは難しいかもしれません。