『松尾式』『西方式』小屋裏エアコン・床下エアコン設置住宅・21
19/カビが生えにくい住宅にする為…20/ダニを繁殖しにくくする…の項目についての補足説明
19・20それぞれの説明の最後に、吸放湿が自然に出来る断熱材『セルロースファイバー』を使用する事をお勧めしました。
壁や天井の断熱材としてセルロースファイバーを使用し、断熱材を充填した壁や天井を透湿可能な素材(ビニールクロスや合板は透湿しませんので使用は避けてください)を使用すれば、素材を通過した湿気を湿度が高い時は吸ってくれ、乾燥した時は放出してくれます)。セルロースファイバーが吸放湿してくれますのでエアコンなどを使用しなくても室内が適正な湿度に保たれます。(吸湿が間に合わない時はエアコン等の運転も必要です)
日常の生活で断熱材が湿度の管理をしてくれているという事は実に素晴らしい事で、知らず知らずに内にカビの発生が抑えられ、それに従ってダニの発生も減少します。その結果、カビの胞子も少なく、ダニの糞、死骸も少なくなります。弊社で家を建てていただいた多くのお客様が『うちの家は空気が違う』と言われるのは、室内の空気中のカビの胞子、ダニの糞、死骸が少ないおかげだろうと思います。しかし、私は『学者』でも「研究者」でもありませんのでそれをデータでお伝えする事は出来ません。『お客様の実際の声』をそのままお伝えする事しかできませんが、それは間違いではないと思います。