古民家リフォームが完成しました
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3月下旬から取り掛かっていました『古民家リフォーム』が完成しました。
外部工事は、アルミサッシを1ヶ所取り付けただけで、後は内部のみの工事です。
古い家で、過去に何度も増築やりフォームが行われたお宅でした。ビフォーアフターの番組ではないですが、過去に施工された会社で屋根裏や床下に随分手を抜いたところがありました。今回のリフォームで、それらの悪い所もすべて改修して内装工事に入りました。
土壁の家で内装のみの工事でしたので、断熱工事は施工が可能な床下と天井のみになりました。しかしながら、柱と土壁の間の隙間を見てしまうと何とかした方がよいと思うようになりました。かといって断熱材を入れる隙間がないのでどうするか……。思案の末、遮熱シートを張りました。
県内には、遮熱シートを張るだけで断熱工事は一切行わないという、『断熱工事不要』を唱える工務店もあるくらいですので、遮熱シートは熱を防ぐ効果はあります。少なくとも隙間風の進入と輻射熱の反射はしてくれますので、断熱工事が出来ない代わりに遮熱シート張りを行いました。
隙間風を防ぐ事が出来れば、ビニールハウスのように温室効果が期待できるわけです。『ビニールハウス』の例えで誤解のないようにお願いしたい所は、社熱シートは、ビニールと違って湿気は通すという、『透湿』作用があるという所です。
これから暑い夏を迎え、さらに半年後には寒い冬を迎えます。内装工事が綺麗に仕上がって喜んでいただいた事も嬉しい事ですが、目に見えないところの『体感、過ごしやすさ』というところでお喜びいただけることを願っています。