家づくり失敗例のアドバイス・11・担当者のレベル-2
おはようございます。宇部市で自然素材と断熱にこだわった家づくりをしているトータルハウジングの坂田です。
住宅雑誌に掲載された『家づくり失敗エピソード』今日は、昨日書けなかったハウスメーカーの建築に対する知識がない営業マンが担当になった失敗談についてひとこと。
ハウスメーカーは『家を売る』。私は『家を造る』というように、基本的な経営理念が違いますので、知識がない人を平気で第一線に配置するのでしょうが、お施主様にとっては家づくりのまさに『第一ボタン』に当たる人のなるのです。
お決まりの商品を売るだけであれば、車を売るのとなんら変わることがありませんので、『商品としての家』の知識だけがあればよいでしょう。
しかし、お施主様のご要望は千差万別で、様々な質問を受けます。そのたびに『判りませんので、聞いてきます』では、まるで子供の使いと同じです。その担当者が見栄でも張って、出来もしないことを『大丈夫です』と返答したり、反対に簡単に出来ることを『無理です』といって断念させる、という事もありうることです。
知識がない人は、応用が利かないのです。お施主様から見て『知識がない』といわれるほど低レベルな営業マンに担当された方は『不幸』といわざるを得ません。ハウスメーカーの営業マンは家を契約するだけで現場で指示をするわけではありません。
家づくりには実にこまごまとしたご要望に対応する為に幅広い知識が必要なのです。お施主様のご要望に対して『出来る、出来ない』をはっきりと伝え、出来ない時は『どんな理由で出来ないのか』をちゃんと説明し、ご納得の後に話を進めていくべきだと思います。
お施主様にとって『営業マン』は家づくりの重要な接点なのです。その接点のおかげで入口が狭くなり、又方向が違っていくことも考えられます。
応対してみて『この人は知識がないな』と思ったら、早々に担当変更してもらうか、業者を替える事をお勧めします。