ここまで出来る?注文住宅といい家・5

今回からタイトルに『いい家』を追加しました。お施主様にとって『いい家』とはどの様な事でしょうか…?。

使っている材料が良い、構造的にも安心、夏も冬も含めて一年を通じて快適に過ごせる、予算も想定内、間取りも申し分ない、数々の希望があったが全て取り入れたもらった、素人ではとても気が付かない所までのアドバイスがあり実際に造ってもらった、工事途中の変更依頼でも嫌な顔一つせずに快く変更を受け入れてくれた、最初の打ち合わせから工事途中、完成引き渡しまで不満がない、想い描いていた通りの家が出来た、これからも信頼して付き合っていける…などが全て叶えられていれば『いい家』と思っていただけるのではないかと思います。

これらを全て叶える事は 難しい所もありますが、これらの事を全て叶えると云う思いを持って家造りをする事と、何も思わずに家造りをする事では、結果として大きな差が出ると思います。

話は注文住宅の事に戻ります。お施主様のご希望を全て受け入れてくれる住宅会社ばかりであれば云う事はありませんが、もし受け入れてくれない住宅会社に家造りを依頼されたとしますと、お施主様のご要望は諦めなければならないと云う事になります。その様な選択をしない為にも『こんなこともできる、あんなこともできる』と参考になればと思い、弊社の参考例を施工写真と共にご紹介します。

山口県山陽小野田市で施工させて戴いた注文住宅、新築工事のお住まいです。この写真は、キッチンの横の壁の洗面脱衣室に入る引き戸を引き込む所にあたる壁にマグネットシートを張り、メモなどが張り付けられる様にしているものです。写真だけを見るとただマグネットシートを張るだけの話で済まされそうですが、実はもっと深~い思案があります。通常引き戸を引き込む側、判り易く言いますと建具が移動する側が洗面所側になります。

今回のお施主様のご要望は、洗面側に引き戸を引き込む様にすると、洗面台との間に隙間が出来、そこにゴミがたまります。三枚目の写真の様に引き戸をキッチン側で引き込む様にすると洗面台の横に壁が出来ます。そうすると壁にぴったりと洗面台が付きますのでゴミが入る事はありません。一枚目の写真の様になる訳です。この場合、建具を引き込むところの壁にマグネットを付けられるようにするには、建具を挟んで両方に壁がある引き込みタイプを選択するか、写真のような普通の引き戸を使って引き込むところの壁の厚さを普通の納まりより10ミリ以上薄くして造り、鴨居や左の建枠にできた10ミリ以上の隙間をコーキングや見切り部材で塞がなければなりません。その様に造らなければ、引き戸を開ける度に建具にあたってマグネットが全て落ちてしまいます。

お施主様のこだわりとご要望を確実にカタチにする。打ち合わせの途中で得た小さなヒントからでも適確な提案をしてそれを実現する。私自身がこの家の施主だったら…と云う思いを持って現場で仕事をし、『この様にしたい』と云う案件があればそれを進言して造る。

自然素材とセルロースファイバーを使用して住宅を構造体の内部から健康にする。『人』で言えば内臓を健康にする事と同様に考え,必然的に備わる中身が濃い健康住宅を造っています。

高気密・高断熱、高性能な省エネ住宅が全棟標準施工です。平屋の家,二階の家,自由設計の木造注文住宅ならトータルハウジングにお任せください。

 

 

 

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