セルロースシート張りと板打ち
ゴールデンウイークの途中の5月1日と2日に、吸放湿が桁違いに優れている
究極の断熱材『セルロースファイバー』を吹き込みます。その前に行わなければならないのが
セルロースシート張りです。
弊社では、壁にセルロースファイバーを100パーセント近くまでの吹込みをする為に
シート張りだけではなく、シートを張った後に30センチピッチで10ミリ厚に加工した
桧の板を打っています。
セルロースシートだけでもセルロースを吹き込む事は可能ですが、吹込み量をおよそ70パーセントに
セーブしなければなりません。私は、70パーセントの吹込みですと、明らかに吹き込み不足を感じます。
100パーセント近くまで吹込みをしますと『ポンポン』と気持ちが良い位中身が詰まっている音がします。
板を打ち、100パーセント近く吹き込む事によってもう一つ良いことがあります。
セルロースファイバーの壁に対する吹込み工法の欠点の一つ、『吹込み後の自然沈下』が
100パーセント近くまでなくなるという事です。
30センチ間隔の板と板の間に、中年のおじさんのポッコリと出たおなかの様に膨らむまで
吹き込んだセルロースファイバーの量が自然沈下を防いでくれるのです。