快適な暮らしを実現するために
快適な住まいを実現するためには、使いやすい間取りや最新の設備を充実させるといったことも大切ですが、最も重要な要素として、「湿度」や「空気の流れ」、「温度」の3つが大切だと言われています。これらの要素を上手に活用できるようになると、快適な暮らしを手にすることができます。
・湿度は50%になるような家。
快適な湿度は50%と言われています。湿度が低すぎると風邪をひきやすくなってしまいますし、高すぎるとカビが発生しやすくなります。加湿器を使ったりエアコンの除湿機能を活用するなど、いろいろ工夫することができますが、壁の素材によっては自然に調湿してくれるようなものもたくさんありますので、注文住宅の場合はそういった点も意識すると良いかもしれません。
・空気の流れをつくる
空気の流れは窓を2箇所つくることで風通りが良くなります。風の入口と出口を各部屋に作ってあげることがポイントです。また、地域によって「風の流れ」はある程度決まっています。風の流れが無い方向に窓を作ってもあまり効果を発揮しませんので、風の流れも意識してもらうように設計士さんに確認しましょう。
・室温の調節
「エアコンが嫌い!」というご家族でない限り、ほとんどの方がエアコンで室温調整をされると思います。快適な温度は家族によって異なるので一概に「何度が快適です」というわけにはいきませんが、大切なのは、効率よく快適な温度を保てるかということがポイントになってきます。これは、断熱性能などが大きく影響してきますので、施工会社の工法、仕様をしっかり確認しましょう。また、特に冬に気を付けて欲しいのが、「暖かい箇所と寒い箇所の温度差」です。聞いたこともあると思いますが「ヒートショック」と言われる、急な温度差で起こる事故もありますので、間取りにも気を配って頂きたいと思います。