「ヒノキ」は優れた素材です!
ヒノキは昔から高級な素材として日本建築で使用されてきました。「強度」という面から見て優れている建材として有名ですが、それ以外にも健康面でも優れた建材として、今でもたくさんの住宅会社が採用しています。今回は、そんなヒノキについて、簡単にご紹介させていただきたいと思います。
・強度について
ヒノキは耐腐朽性(腐って朽ち果てること)も高く、伐採された後も、ますます強度が高くなっていくと言われている素材なので、家づくりや家具などをつくる材料として昔から広く使用されてきました。神社やお寺などの建築でもヒノキが多く用いられていることはご存知だと思います。
・香りについて
ヒノキの香りは、「精神安定」の効果があるとされており、リラックス効果がとても高い香り成分があります。ヒノキの香りは独特ですが、どこか懐かしい感じ、癒される感じがあります。リラックス効果があるのは納得できるのではないでしょうか。ヒノキの香り成分は抗菌作用もあると言われています。そのため他の木材と使用することでそれらの腐朽も防いでくれます。また黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用がある(食中毒防止)ことも認められています。今ではあまり見ませんが、まな板などでもヒノキのものを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・消臭効果について
ヒノキの精油(エッセンシャルオイル)には消臭効果があることが確認されています。また幹や葉から抽出された成分には、ホルムアルデヒド(シックハウス症候群の原因とされる)を除去する効果もあるとされていますので、健康面でも効果を期待できます。ホルムアルデヒドを発生させる建材は、住宅を作る材料としては規制が強化されているため、ある程度は安心できるかと思いますが、市販で購入された家具などはその規制範囲ではないため、気になる方はヒノキのエッセンシャルオイルを活用されるのも良いかもしれません。
昔から使われている素材というものは、やはりそれぞれに使われている理由がしっかりあります。ヒノキ以外にも畳の効能など、住宅会社に聞いてみると参考になることがあるかもしれませんね。